楽しんで学ぶ。という事。。
札幌で美容師をしている尾田川です。
八月の後半一歩手前の金、土、日は暇すぎてまいっちゃいました。。
遂に俺もオワコンかな〜って思いながらブログを書いております。
以前もブログで書いた事もあると思いますが、
ここ2、3年間、月に1、2回は餃子を作っています。
最初の方は本当に色々とありました…
キャベツを塩もみしないでタネに混ぜて、ベショベショになったり…
焼く時に皮がフライパンに張り付いてしまったり…
小さなミスは数え切れません。
家族からは”なかなか良い“評価は毎回もらえるのですが。
自分的には満足”いくとき“も”いかない“ときもあります。
素人の料理ですからそれが当たり前なのでしょうが、
もっと上手に出来るはず!
って毎回思っちゃうんです。
僕は、
上達の秘訣はとにかく数をやる事だと思っています。
美容の仕事もそうだけど、
数をこなしていくと効率を考えたり普段やってることを工夫したりします。
※忙しくって、とにかく手を動かしているときに良い解決策が浮かんでくる事が多いです。
話を戻します。
今となっては家族が食べるだけの餃子を焼くだけなら失敗することは ”ほぼ” なくなりました。
餃子を焼くことに専念していれば焦がしたり、張り付いたりってことはありません。
タネがベシャベシャになってしまうこともないです。
失敗をして、その失敗を忘れてしまう前に次の餃子を作ることで前回の課題をクリアし、
新しい課題が出来て、その課題を忘れる前にまた作る。
これの繰り返しをやってきた事である程度はいい水準にはたどり着いたと思っています。
普通はここで完成!!
ってなるのでしょうが…
今度は、
皮も作ってみてぇ…
ってなっちゃいました。
そこから皮について勉強しました。
薄力粉と強力粉の違いとか、使い分ける理由とか。
(産地とかにこだわり始めたら沼にハマってしまうと思ったので、スーパーで買える物に限定しました)
そんで、ネット調べた分量で混ぜてみるわけですが…
水の量が多かったりしてベッタベタになったりと上手くいかない。。。
ポロポロになったら滑らかになるまでこねる。
って書いてあったけど、ポロポロってどれくらい??
ってなもんです。
素人ですから、まずはそこからです。
水分が多いと、寝かせてる間に生地がベタベタになって伸ばす時に張り付いちゃったり。
少なくしようとすると、ボソボソしちゃったり。
けど、上手くいった時の皮のモチモチして下はパリってなっているあの感じを一度味わったら
スーパーで売ってるPBブランドの皮には戻れません!
餃子の餡の時のように、
忘れる前にまたやる。
本当にこれが大切だと思います。
僕は、餃子が初めて綺麗に焼けた時の嬉しかった気持ちを今でも覚えています。
キャベツを切りながら、あのパリッパリな感じでまた焼きたいなー。
って思ったり。
肉をこねながら、あのパリッパリな感じでまた焼きたいなー。
ってワクワクしたり。
包みながら、あのパリッパリな感じでまた焼きたいなー。
そして、焼く。
綺麗に焼けた時の楽しさ。
そして食べてくれた家族が喜ぶ瞬間。
これを感じたいから、続けてきました。
仕事にも通じる部分が沢山あると思います。
僕達のような美容師の業界はお客様からの反応がダイレクトに返ってきます。
素晴らしく似合うヘアを提供出来た時のお客様の喜ぶ、あの瞬間をもっと見たい。
気持ちの良いヘッドスパをして、終わった後にとても満足していただけたあの瞬間をまた経験したい。
そこへ向かうための過程は、
厳しい下積みが沢山ありました。
けど、
お客様の感動した姿を見る為に練習と勉強をしてきたわけです。
それが叶うようになったら、
苦労なんて忘れてしまいました。
楽しかったって思い出しかないです。
最近の若い子はメンタルが弱くて、失敗を過剰に恐れる傾向にあるそうですが、
自分が楽しめる分野では失敗なんていくらしたって前向きです。
慎重なだけだと思いますけどね。
僕は、餃子を作る事で自分の仕事に通ずるものを発見できました。
皆様にも、楽しみにながら上達できるものが見つかると良いと思っております。
因みに、餃子の次は小龍包に着手しております。
最近はカラーリングの勉強をし直して
こんな事が出来るようにもなりました。
札幌駅の店舗へお手伝いに行かなかったらこんな技術は普段は使わないのですが、
必要な技術と知識なので勉強しています。
美容師20年目の僕ですが、
まだまだ仕事が楽しいと思える最近です。
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