優しい上司は部下になめられる?

札幌で美容師をしている尾田川です。

人には思い出したくない過去の記憶というのが誰にだってあると思います。

勿論、僕は沢山あります。

昔の僕は人に噛みつく部分が沢山ありました…

自分の価値観を人に押し付け気味だったんですよね。

自分が納得できない事に対して攻撃的な部分が人1番多かったと思います。

その中で、今思い出しても恥ずかしいし本当に失礼な事をしたと悔やんでいることがあります。

僕が20代前半の時に働いていた美容室の店長に言った言葉。

「上から目線で指示しないでくれますか?」


……。

本当に失礼な事を言ったと今でも悔やんでます。

店長の立場からしたら、

「は?お前何言ってんの??」

「上から目線って、お前の上司なんだから指示するよね?」

「お前がわかんねぇ奴だから教えてやってんだろ?」

「下っ端のくせに、俺と対等だと思ってんじゃねえよ?」

とか思われても仕方ないと思います。

けどね、

その時の店長は、そこに対しては怒ることはしなかった。

僕よりたった3歳しか変わらない人だったのに大人でした…

その時の自分は若かったから、挑発に乗らねー弱い奴!

みたいに思っていたかもしれません。

(正直その時の感情は覚えてない)

あの時の自分は本当に変に尖っていて、自分でも自覚していたけどどうしようも無かった。

今は多少良くなったかもしれないけど、噛みついてしまう場面はあるかもしれません。

こんな僕でも管理する立場なので、後輩の前では感情を出さないようには意識して店に立っています。

上の人が感情に任せて後輩に接してるって、後輩からしたら怖いと思います。

例えると、友達の家に遊びに行った時に友達の両親が友達の兄妹と大喧嘩をし始めた…

その後に、兄弟が不機嫌で空気が悪い…

そんな場所には居たくないから帰りたくなるでしょ?

当事者たちだけでやればいいのに、たまたま居合わせただけで巻き込まれて気まずい…

巻き込んだ人には自覚はないでしょうが、巻き込まれた人にはめっちゃ迷惑なお話し。

僕は本当に人に迷惑をかけてこれまで生きてきました。

自分の価値観を押し付けるのは良くない。

人はそれぞれ大切にしているものが違う。

普通は人によって全然違う。

後輩は自分を反面教師にしてる。

って自覚できてから、

真っ当な人間になれたと思います。

僕は、うちの若手達より長い期間を格段にポンコツ美容師をしてきました。  

上司に噛みつく意味は無い。

自分が上に上がって発言力を得れば良い。

そこにモチベーションになったことで、今に至ります。

自分を棚に上げて、人に噛みつきまくってきた人生を歩いてきた自分が悟ったのは。

“自分に降りかかる、出来事の殆どは自分のせい”

という事。

納得出来ないのは、自分に知識が足りないって事。

色々な角度からモノを見たり、人の気持ちになって考えること。

そんな考えが出来る様になってから、イライラしなくなったんだよね。

下っ端の時には分からなかったけど、店長をやらせてもらった期間で身についた。

当時の店長さんには。いつか必ずお詫びをしたいです。






Ryo Odagawa OFFICIAL WEBSITE

神奈川県横浜市出身の42歳。関東中心で展開する大手サロンを経て、縁があって札幌に移住。美容師をしていて僕が日々思うことを好き勝手に書いている日記を兼ねたブログです。

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横浜市青葉区出身で28歳で札幌に移住して美容師をしています。日々思ったことを好き勝手書いているブログです。