器のお話。
札幌で美容師をしている尾田川です。
最近はVシネマの『日本統一』を観ることが多く。
やっとこさ33話まできました。(今のところ全42話)
ちょっと前の話で、主役である氷室蓮司が器について話をしていました。
人は水のようなもので、入れる器によって形は変わる。
というようなニュアンスだったと思います。
たしかになぁ〜って思いました。
自分自身も役職をいただく度に自分に足りない部分を感じさせられたことがありました。
親分のもとで親分の姿を見て成長していく子分たちには、必ず次のポストが与えられます。
良い親分は若い衆に力をつけさせないと組織にとって良くないことだと考えています(劇中)
良くない親分は若い衆を使い捨てにしています。逆らう奴は消されてしまうか鉄砲玉になる始末。
まあ、ドラマですから分かり易い内容にしているのでしょうが。
劇中で氷室蓮司は昔から自分についてきてくれている部下たちにちょくちょく、
“そろそろお前に組を立ち上げてもらいてえ“と伝えます。
ほぼ全員が、自分なんてまだまだっす!
って言いますが。
“お前にはもうその力が十分にある。“
“自信を持て。“
と、自分の評価を話します。
ここは日本人特有の謙虚な感じがでますが、部下はしっかりと組を立ち上げ氷室の力になります。
氷室がやろうとしているのは仲間を集めて強いものが弱いものを守れる組織を作ること。
それは1人では到底できないので、仲間を集めます。
本部があって支社がある。
支社にはさらに下の会社もある。
地盤が固まれば組織は強いものになる。
若い衆に経験を積ませ、しっかりと教育することが大切なのだと考えさせられる。
ステップは階段式になっており、
見習いとして掃除とかしていた若者が、仕事がわかってきたじゃねえかってことで親分の下の幹部のお付きになり。
幹部からさらに高い教育を受ける。
そしたら親分のお付き。
親分の近くで働くことにより、親分というものを知ることができ学べる。
もう、こうなったら次は親分の補佐の若頭です。
で、親分が上に上がることで空いた組の2代目を継ぐか、組を立ち上げるのかと持ちかけられて、
晴れて組織の幹部になる。
僕の属している業界も同じです。
僕は、BOSS(親分)に独立して組織をもっと盛り上げようじゃねえか!っていわれたことはないですけど…
今のところ、うちの店舗は僕がマネージャーという役職に上がったことで店長は空席になっています。
ボスもマネージャーも同じ店舗で働いているので、店長は必要無いっちゃ無いんですが。
若いスタッフに店長を経験させてあげたいとは思っております。
立場が上がらないと見えないし感じないものがあるからです。
勿論、店を任される責任ってのはついてきます。
この責任っていうのを持っている状態での仕事ってのは身の引き締まるものです。
自分を成長させてもらえたって思えます。
まだその器じゃ無いってのは自分より上の人間が決めるだけであって、
自分で決めるものではない。
器(役職)大きくなれば中にはもっと水が入る。
今は水が少なくっても必ずいっぱいになる。
そしたら器をさらに大きくすればいい。
そう考えて日々取り組んでいきたいって思えた出来事でした。
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