教えて育てることが教育だと思ってた。
札幌で美容師をしている尾田川です。
〝若手を育てなさいよー!〟
って昔から先輩たちに言われ続けているので、ずっとそうしてきました。
でも、
自分の中で学ぶ機会は与えてあげれるんだけど、
学びたいって気持ちがないのなら、
それは身にならないと思うようになってしまっています。
最近の若い子はスタイリストの仕事を視ないと、業界ではよく言われています。
確かに、仕事をしていて視線を感じることは無い。
僕の周りもあまり仕事を視ない子が多いです。
けど、それは今に始まったことではなくて。
10年前も同じように思っていました。
自分だったら、どんな先輩の技術をみていたのかなー?
って思い出してみました。
・カットスピードが異常に早い先輩。
・カットの姿勢がとても綺麗な先輩。
・セットの手際がよくて仕上がりが本当に綺麗に仕上げる先輩。
・リズミカルに仕事をしていてカッコイイ先輩。
皆さん別の方。
先輩の仕事をみて真似をしたのは言うまでも無いでしょう。
今でも記憶の中に先輩たちの仕事が思い出せるくらい視ていましたから。
本当に皆さんカッコ良かったなー。。。
僕もあんな風になれるかな〜って思っていたなぁ。
なんて思い出に浸っていると、答えが浮かんできました。
〝俺に(先輩)に魅力がないから後輩たちは仕事を視ないんだ!!!〟
後輩たちからしたら視る必要がないって思うから視ないんだな〜。
そりゃ、スピードも普通、カットも普通、カットしている時の立ち振る舞いも普通、仕事のテンポも良くない。観ている人を引きつけるような仕事は出来ていませんよ。
必要のないことは学ぼうとは思わないもんね。
教育って、教えて育てるってことじゃなくって。
興味を持たせて自分から学ぼうと導いてあげる事なのだと。
技術を身につけることの楽しさ、知識が増えることでお客様とのコミュニケーションを深めることができる楽しさ。
自分から学ぼうとすることが一番の成長に繋がるってことは誰もがわかっていることなので、
色々とやらせてみて興味を持ってもらうところから始めないとね。
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